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GLOBAL CREATIVE TRIP

世界各国を旅しながら働く児玉が、海外のクリエイティブトレンドをいちはやくレポートします。

Budweiser "Harry Caray's Last Call"

108年ぶり、念願のワールドシリーズ優勝を成し遂げたシカゴ・カブスとそのファンへ捧げたバドワイザーの広告。

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YouTubeスクリーンショットより

 

スポットのタイトルは"Harry Caray's Last Call"(ハリー・キャリーの最後の実況)。ハリー・キャリーとは、16年間、カブスの実況中継を担当した名物スポーツキャスター。誰よりもカブスの優勝を願っており、待ちわびていたが、1998年に他界。スタジアム前には彼の銅像が建てられたほど、ファンから愛されていた存在である。

 

 

 

優勝した翌日、念願の優勝の瞬間を待つファンたちの緊迫の表情とともに、キャリーが最後のプレイを実況中継しているかのように彼の音声を組み替えたムービーを公開。歴史的な瞬間と、ファンに愛されたキャスターの素晴らしい組み合わせに、涙腺が少しゆるんでしまう作品です。

 

最後のキャリーの言葉 

The impossible is possible. The unbelievable is believable.

不可能は可能に。信じられないことが信じられることに。

This is Harry Caray.  So long, everybody!

ハリー・キャリーでした。みなさん、ごきげんよう!

 

最後のコピー

HARRY, THEY DID IT.

ハリー、彼ら、やったよ。

 

ゲーム7までと熱戦が繰り広げられたワールドシリーズ。ゲーム7での30秒の広告枠の金額はなんと50万ドル(約5,200万円)!

 

そのゲーム7のファイナルアウト後の枠で、バドワイザーが流した広告は80年代に制作したものをそのままオンエア。キャリーとファンがスタジアムでビールを楽しむ、という何気ないものですが、キャリーが愛された理由がわかる、愛嬌のある笑顔が映し出されています。