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GLOBAL CREATIVE TRIP

世界各国を旅しながら働く児玉が、海外のクリエイティブトレンドをいちはやくレポートします。

Corona "The Wall"

海外の広告紹介

昨日、ご紹介したJohnnie Walkerの"Keep Walking America"に続き、アメリカの大統領選に合わせて公開されたメキシコのビールブランドCoronaの広告のご紹介を。

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YouTubeよりスクリーンキャプチャ

 

メキシコ市場用に制作されたこの広告のテーマは「壁」。選挙中、大統領になったら、不法移民の対策としてメキシコとアメリカの国境に壁を作るとトランプは公言し、大きな騒ぎとなった。


 そのときのスピーチがあまりにも差別的で多くのメキシコ人を不快な思いにした。

They're bringing drugs, they're bringing crime.  They're rapists and some, I assume, are good people.

彼らは麻薬と犯罪を持ち込んできている。彼らは強姦魔である。中には善良なひともいるかもしれないけど。

 しかし、この広告が差している「壁」は、国境間の物理的な「壁」ではなく、メキシコ人の頭の中に植えつけられた精神的な「壁」のこと。その壁をぶち壊し、自分を高めよう、というメッセージとなっている。

出演しているのは、メキシコ出身の俳優ディエゴ・ルナ

 

ナレーション

あのイカれた人が建てたい壁について皆憤慨している。しかし、僕たち自身が頭の中に建てた壁についても怒るべきだ。その壁によって、僕たちは前進できない。まるで人の成功を妬むように。僕たちは上昇しないといけない。自分自身と、手に入れたいものに集中しよう。言い訳はなし。ネットで僕たちをこう表現しているからと言って、実際そうではない。そのような陳腐な表現は僕たちを定義付けない。幸い、僕たちの中ですでに成功している者もいる。被害者ぶるのはやめよう。それでは何の解決にもならない。人生を角から捕まえろ。恐れ知らずに。そして信じてくれ...キミ自身がキミだけの未開拓地である。

 

最後のコピー

DESFRONTERIZATE

意訳すると、「壁をぶち壊せ」という意味が込められている。

 

「壁」をテーマにした別のメキシカンビールブランドTECATEの広告も合わせてご紹介。

Coronaに比べて、TECATEの広告はトーンが軽く、トランプの「壁」をおちょくるものとなっております。後味があまりなく、私は個人的にはCoronaの方が好きです。