GLOBAL CREATIVE TRIP

世界各国を旅しながら働く児玉が、海外のクリエイティブトレンドをいちはやくレポートします。

カンヌセミナー2018 Day3 Unilever

今年もお決まりの黄緑色のジャケットで登壇したUnileverのChief Marketing OfficeのKeith Weed。今年のセミナーのテーマは、

Founders' Formula: Pioneering for Purposeful Growth

創設者の方式:社会的意義に基づいた成長を開拓する

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こういったセミナーで使われすぎているフレーズ「Brand Purpose」の根底にあるのは、創設者の理念である、とKeith Weedは言う。

 

Unileverの創設者リーバー氏の理念とは、

Wanting to make cleanliness commonplace

清潔を当たり前に、きれいを大衆に

その理念はUnileverの一番最初のブランドに反映されています。1884年、当時ブランド名は創設者の名前だったのに対し、Sunlightという石鹸を世の中へ発表した。Sunlightとは、太陽の日差しを皆さんへ、という意味が込められており、自分で個人港までも作り、世界中へと石鹸を送り出した。

 

創設当初から、品質にこだわりを持ったリーバー氏は、商品の品質に問題があった場合は1000ポンド(今だと100,000ユーロ=850万円)を保証する、と唱えた。この時から、良いビジネスを保つには良い社会が必要だと信じ、社会貢献と利益の両方を手に入れることができる、と理解していた。

 

また、何よりも、ブランドに最も大切なものは、TRUST(信用)である、と理解していた。

 

A brand without trust is just a product.

信用のないブランドは、ただの商品にすぎない。

 

「信用」とは、ブランドを形成するのに欠かせないもの。ユニリーバ時価総額は1300億ユーロに対し、資産価値は300億ユーロである。1000億ユーロの差はブランドへの信用と評判に値する。

 

フェイクニュース、味気ないコンテンツが溢れかえる中、世の中から「信用」というものが薄れてきている。ユニリーバは「信用」を取り戻すために、3つの約束を今年の2月に発表した。

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1.  RESPONSIBLE PLATFORMS(責任あるプラットフォーム選び)

子供たちに被害を与えるプラットフォーム、世の中を分裂させるようなプラットフォーム、嫌悪感やネガティブな感情を促進するようなプラットフォームには投資しない。

 

2.  RESPONSIBLE CONTENTS(責任あるコンテンツ)

ステレオタイプ、偏見などが含まれている広告の排除。これに関しては、UNSTEREOTYPE ALLIANCEを通じで前からユニリーバが力を入れている働きである。

 

3. RESPONSIBLE INFRASTRUCTURE(責任あるインフラ)

より良いデジタルインフラを積極的に作り上げていこうとしている団体とだけ協業していく。より良いデジタルインフラとは、コンシューマーエクスピリエンスをより良いものにしようとしていたり、計測を全プラットフォームで統一しようとしていたり。

 

 

上記の3つ以外に、今起こっている1つの問題に言及した。

それは、インフルエンサーの不正

 

インフルエンサーマーケティングが盛んな今日、フォロワー数でインフルエンサーの値段が決まる。増額のためにフォロワー数をお金で買ったり、Botを作って架空のフォロワーを作成したり、世の中には不誠実な人がいるものですね。

 

インフルエンサーマーケティングの問題を排除するために、ここも3つの約束をユニリーバが発表。

 

1. インフルエンサーの透明性

フォロワーを買い取るインフルエンサーとは仕事をしない。

 

2. ブランドの透明性

ブランドも同じくフォロワーを買い取ることをしない。

 

3. パートナーの透明性

透明性を大事にし、デジタルエコシステムから悪い行いを排除する努力をしているパートナーと優先的に仕事をしていく。

 

と上記がセミナー開始約10分間のお話。

 

この後、セミナーでは、ユニリーバが買収したサステナブルなブランドの創設者3名が登壇し、自分たちのブランドストーリー、ブランドパーバスなどを語ったのですが、そこは、思い切って割愛っ!!

 

と毎度ながら歯切れの悪いブログのおわり方です。

 

ぼんじょるねー