GLOBAL CREATIVE TRIP

海外のブランド事例やクリエイティブトレンドをいちはやくレポート

Coca-Cola Remove Labels this Ramadan

多様化を祝福する広告が多発している中、
本日は中東コカコーラの広告をご紹介!

Business Insiderより
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中東コカコーラのラマダン用に行ったキャンペーン。
ラマダンとは、ヒジュラ歴の第9月のことで、
イスラム教徒はその期間中、日の出から日没まで断食を行う。
今年は6月18日〜7月16日まで行われた。

キャンペーン内容とは、
Remove Labels this Ramada
今年のラマダン、ラベルをなくそう
というもの。

Business Insiderより
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ラマダン期間中、中東のコカコーラ缶からロゴが消え、キャンペーンメッセージであ

Labels are not for people
ラベルは缶のためであり、人のためではない

のみをプリント。

人をラベル分けせず、偏見と差別をなくそう、と訴える。
キャンペーンムービーは、ラマダンのイフタール時に知らない者同士6名を集め、
暗闇の中で会話をしてもらう、という実験的なもの。

顔が分からない人たちと話しをし、勝手にどんな容姿か、顔か、
想像を膨らませるが、照明をつけるとあらびっくり!
・ 顔面にタトゥーだらけの男性は、TEDで話したことのある科学者。
・ メガネをかけ、背広を着ている男性は、ヘビメタのミュージシャン。
車いすに座っている男性は、アクティブスポーツのアスリート。
などなど

外見で人を判断してはいけない、と再度考えさせられるものです。