GLOBAL CREATIVE TRIP

海外のブランド事例やクリエイティブトレンドをいちはやくレポート

新型コロナウィルス時代と海外広告事例 その3

いつの間にか5月中旬!どこか、気持ちはコロナが拡大を見せた3月のまま、時間が止まっているように感じるのは私だけでしょうか。通常ならば、あと1ヶ月後に控えるカンヌライオンに向けてセカセカと準備を進めていたはずが...!

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ソーシャルメディアよりスクリーンキャプチャ

今回ご紹介する海外広告の事例たちをつなぐの1つのテーマはなく、ただ単純に気になった広告をご紹介いたします!(あ、ちょっと雑っ 。)

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新型コロナウィルス時代と海外広告事例 その2

いつのまにか5月に入り、季節が初夏へと移り変わった今、皆さまいかがお過ごしでしょうか。家で過ごす時間が圧倒的に多くなり、今では家は寝床だけでなく、映画館、ジム、レストラン、スパ、ライブハウス、農園などなど、さまざまな形へと変貌している、という方が多いのではないでしょうか。 

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ソーシャルメディアよりスクリーンキャプチャ

長期戦となっているコロナウィルスとの戦いで、この約2ヶ月で消費者へ対するコミュニケーションがどんどん進化してきた、とアメリカのアンハイザーブッシュインベブCMOがAdweekの記事で言っていました。(以下記事より抜粋)

一番最初に、ブランドとして、どうコロナと戦っていけるのか、と考え、自社の工場で消毒液を作ったり、スポーツチームと協力してスタジアムを赤十字サポートセンターに作り変えたり、コロナとの戦いを支援しました。次に、「どうすればいいの?」「どう適用すれば良いの?」と不安に陥る消費者と全体的に重々しい空気が漂う中、あえて前向きな明るめなトーンで#StayHomeを提唱する広告をいくつか公開し、ムードを変えようとしました。そして、いま、多くの人が新しく変わった生活に慣れはじめ、家で楽しみながら人との新しいつながり方を発見しています。各ブランドではバーチャルハッピーアワーや、音楽ライブ、生ゲーム番組など、家にいながら人とつながるエンタテインメントコンテンツを提供し始めています。

 

外へ遊びに出れず、家で過ごす「おうち時間」にブランドとして何を提供できるのか、どう消費者を楽しめられるのか、どのブランドも思考を凝らしているのが、見える最近の海外広告事例をご紹介いたします。

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新型コロナウィルス時代と海外広告事例 その1

2020年が明けたとき、世の中がここまで一変すること、誰が予想できたでしょうか。新しい生活、新しい働き方、新しい現実。皆さまはお元気にお過ごしでしょうか。

世界が大変な状況に直面している中、どのブランドも、どう消費者の役に立つことができるか、どう消費者とつながりを保ち続けられるか、考えているときです。

そんな中、ここ1ヶ月で見た個人的に好きな海外ブランドからの広告、活動をご紹介いたします。

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YouTubeよりスクリーンキャプチャ
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CES2020 建設的な崩壊:P&G篇

CES3日目も終わり、折り返し地点に到達しました、どうも児玉です。

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ラスベガスらしい、カジノの写真(日本語ではカシノではなくカジノなんですね...今気づく。)

ここ10年間を振り返ると、DISRUPTIONという言葉が1つ思い浮かびます。日本語に直訳すると、「崩壊」という意味なのですが、ここ10年間、テクノロジーの進化により新しいビジネスモデルが登場し、従来型のビジネスモデルが「崩壊」された10年とも言えます。

例えば、UberLyftなどによるライドシェアサービスによりタクシー業界が、Airbnbによる民泊サービスによりホテル業界が、消費者と直接的な関係を持つD-to-Cブランドはそれぞれの業界を「崩壊」しました。

182年間の歴史を持つProcter&Gambleという大企業は、この新しい波にどう太刀打ちできるのでしょうか。過去10年では、価値をも破壊するDISRUPTIONがありましたが、P&Gでは、ただ崩壊させるのではなく、成長を促し、消費者と市場に新しい価値を提供する崩壊の仕方:CONSTRUCTIVE DISRUPTIONをキーワードに進化しようとしています。

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CES2020 パーソナライゼーション時代の中での価値創造:ロレアル篇

アメリカのラスベガスにて、CES2日目を迎えている児玉です。

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ラスベガスらしい、ベラージオ噴水抜けのストリップ通り

CESといえば、テレビ、その他家電、そして車、と思われがちですが、その考えは古い!そう思い知らせてくれたのが7年前、大手ビューティ会社として初のCES参戦を果たしたロレアルですね。ビューティテックの先駆者と言われるロレアルは、もう今年でCES7年目。そして、ここ数年、その後を追うかのように多くのスタートアップから大手まで、ビューティテックのカテゴリーに参入するようになりました。

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CES2020 見逃せないトレンド

新年あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。と気が付けば新年のご挨拶は毎年、ラスベガスで開催されるCES会場から、となっております。今年で6年目のCESの参加となり、「月日は何処へ?」と周囲を見渡してしまう、どうも児玉です。

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ラスベガスらしい、ストリップ通りを見渡す写真を1枚。
この5年間で「IoT」「ウェアラブル」「スマートホーム」「VR/AR/MR/XR」「音声アシスタント」「5G」などなど、様々な用語とともに、時代の進化を感じてきましたが、2020年代の幕開けを飾るCESでは何が語られるのでしょうか?
 
明日から、CESの目玉である展示会場がオープンして、CESも正式始動するのですが、一足先にはじまるのが、セミナーです。本日のセミナーでまさに「CES2020 見逃せないトレンド」というトピックのセミナーがありましたので、その内容をここで少しご紹介します。
 
2020年からの10年間、世の中はどのように変化していくのでしょうか。

心地よい動画たち 広告事例

夏も終わり、9月突入の第1週目。ざわざわと慌ただしくなる毎日。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?少し疲れたかも、と思っているそこのあなたにお届けする今回のブログ内容は、心地よい動画の広告事例です。

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YouTubeよりスクリーンキャプチャ

去年から今年にかけてASMR動画*(聴覚に刺激を与えて心地よい感覚を提供する動画)が流行りましたね。そして最近では、ASMRの視覚版として、Oddly Satisfying Videos*(不思議と満足する動画)が注目を浴びていること、ご存じでしょうか?Oddly Satisfying Videosは、数年前からインターネットで流行っている動画のジャンルです。繰り返される動作、パターン、シンメトリーなどを用いて、「なんだかわからないけど、心地よい」と見続けてしまう動画のことです。

*ASMR: Autonomous Sensory Meridian Response(自律感覚絶頂反応)

*Oddly(オッドリー:不思議と)Satisfying(サティスファイング:満足できる様)Video(ビデオ:映像)

 

これらの手法を今、広告に用いているブランドが出現しはじめ、その中からいくつか、動画をご紹介します。「脳へのマッサージみたい」とまで言われており、ストレス解消の働きもあるのだとか。では、心地よい体験をどうぞ!(ヘッドフォンでのご視聴をオススメします)

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