本日、やっと晴天!
暑い日差しが差し込むカンヌ3日目を迎えました〜!
天気があまりにも良いので、セミナーの合間で
テラス広場から、本日のブログをお届けいたします。
本日、ご紹介するセミナーは先ほど受けた、
「Cracking the Code of Creativity(クリエイティビティの謎を解き明かす)」というもの。
そのクリエイティビティの解き明かし方が面白い。
過去10年のカンヌのアーカイブを掘り起こし、データ化した、という。
例えば、応募数と受賞数を見比べ、
・確率的に一番受賞している国は、ニュージーランド!
・確率的に一番受賞している人の名前は、Veronica(ヴェロニカ)!
・確率的にカンヌライオンズに応募して受賞できるのは、
ブロンズで1.7%、シルバーで1.13%、ゴールドで0.78%、グランプリでなんと0.07%!
ということは96%は何も受賞できない、というまさに激戦!
他、興味深いデータとして、
豊かな国(GDP)と受賞数は比例しているのか?→していない
予算の多い作品と受賞数は比例しているのか?→していない
女性エンパワーメントが大声で唱えられるようになっている今、
10年前と比べて、女性の活躍は増えているのか?残念なことに増えていない...。
応募している作品で女性がクリエイティブリーダーの立ち位置で参加している作品は
10年前の2005年の9.9%から、2015年の9.8%、と微妙に減っている...。
Razorfish Twitterより
世界の最高峰のクリエイティビティが集結するカンヌライオンズの過去10年間を振り返り、データサイエンスに基づいたクリエイティブの鉄則5つをセミナー最後にご紹介されました。
① クリエイティブに言い訳はない
素晴らしいクリエイティブは予算、場所、クライアントに関係ない。
② 人間関係に投資が必要
クリエイティブには金額は関係ないが、時間、度胸、と信頼でできあがる。
③ クリエイティブにエゴはいらない
クリエイティビティは会社のカルチャーを反映するものであり、
オープンで包括で、エゴのないものにせよ。
④ 周囲の人と良い関係性を作る
今のクリエイティビティには内部、外部の両方でコラボレーションが必要。
自分の強みを理解し、周囲とのコミュニケーションを大事に。
⑤ ファクトから目をそらさない
データを振り返り、真実を解き明かし、その真実をもとに行動せよ。
本日は以上です!
À demain!