VR元年を越したVRの今
2016年は「VR元年」と呼ばれたが、2016年を越した今、VRはどのように変化していくのか!?
業界では、VR、VR、VR!と去年は多いに賑わっていたが、世間的には、果たして本当はどうなのか?
CESなど、最先端・最新テクノロジーの展示会に来て、忘れてはいけない重要なこと。それは、このテクノロジーは「最先端」であり、実際問題、このテクノロジーがいつ、どのタイミングで、生活者のもとへ届くのか、ということ。なんせ、CESは、コンシューマー・エレクトロニクス・ショーですから。
VRの話題が尽きない中、実はアメリカの63%の人が、そもそもVRというものを知らない、と言われております。半数以上の人がVRを知らない、ということに驚くかもしれないが、日本もさほど変わらないのではないでしょうか。
(自分の両親を考えてみると、おそらく「VR」という単語に対して「?」となるでしょう。)
いつ、VRはメインストリームになるのか?
VRの普及をiPhoneの普及に比べる人が多く、iPhoneの普及タイムラインで考えると、今VRは初代iPhoneが発表された頃(2007年)の時期にいると言われています。ということで、ここ3〜5年でVRの普及率は大幅にUPすると予想されています。
パネルに登壇している会社の多くは、とにかくVRの普及に力を入れていることがわかります。
簡易的ではあるが、VRを手軽に経験してもらおうとGoogle Cardboardを開発し、なるべく多くの人の手元へ。
去年のNBAシーズンでは、バドワーザーとNBAのチームがコラボして、試合来場者にビールのカップホルダーに扮したGoogle Cardboardを配り、ファンが喜ぶVRコンテンツを提供。
adweekより
Starbreeze
簡易的VRを通して普及を目指すGoogleに比べて、プレミアムのハイクオリティVRコンテンツを通して体験者を魅了し、VR普及に努めるVRゲーム界を引っ張っているStarbreeze。
高価なヘッドセットを購入してもらうのではなく、VR体験できるブースをゲームセンター、映画館などに設置し、多くの方に体験してもらっている。
今後のVRのキートピックス
他業種、他業界への普及
今、VRが使われているのは主にゲーム、エンターテインメント。今後、もっと多くの場面で使用されるのが予想されます。特に教育とヘルスケアに大きな影響を与えるでしょう。
ライブストリーミング
VR業界では、HOTトピックとなっているライブストリーミング。しかし実現には、まだ少し時間がかかるそう。そこには2つの理由が...。
① 画質と通信速度
360度の映像を提供するには相当な画質、データ量が必要です。よって、ライブストリーミングするには、もっと早い通信システムが必要になってきます。2020年頃に普及してくる5Gによって、実現性が高まるとのことです。
② コンテンツのクオリティ
聞いた話では、ライブで見たいハイクオリティコンテンツが今のところ「ない」とのこと。「スポーツだったら...」と思うかもしれないが、テレビでの視聴環境があまりにも良いため、VRならではの見せ方を考えない以上、テレビにはまだ太刀打ちできないとのことです。またスポーツ観戦とは、とてもソーシャルな活動のため、一人没入型のVRには適していないのだとか...。
ただ没入するのではなく、そのVR環境の中で、普段ならできない体験を。例えば、美術館のVR体験をし、普通だったら触れない美術品を触って、感触を確かめれたり...、VR環境を自由自在に操作できたり...。ただ、ここもライブストリーミングと同じ、莫大なデータ処理の壁に突き当たります。
ソーシャル
VRが、一人体験からソーシャル体験になるのは、いつ!
まだまだ注目のVRです!