CES 前夜 今年のトレンド
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
半年間ほどブログを放置していたことを反省しつつ、「今年はもっとブログを更新すること」を新年の抱負として胸に抱え、CESが開催されているラスベガスに来ている児玉です。
今年で参加4年目となるCESはあいにくの雨で開始しておりますー。
意外と寒いっ!
CESの一番の目玉である展示場は明日からなのですが、本日から展示会場の設営が進む中、セミナーなどが実施されております。
※プレス向けの発表などは実は5日(金)から行われております。
まず、本日のブログのトピックは、
マーケッターが注目すべき今年のテクノロジートレンド
Presented by CTA
CTAとは、Consumer Technology Associationの略であり、CESを取り仕切っている団体です。
早速、今年の話題とは...3つのカテゴリーに分けて紹介されました。
Ingredient Technologies(テクノロジーの成分)
・5G
・AI
・ロボティックス
In the Market(市場に出現しているテクノロジー)
・ネイティブインターフェース
・VR/AR
Emerging Tech(芽を出し始めているテクノロジー)
・スマートシティ
・スポーツイノベーション
・デジタル治療
いくつかのテーマをピックアップしてご説明すると...
5Gについて
3Gから4G-LTEに切り替わったとき、世の中が大きく変化したのと同じく、2019年頃、5Gへと切り替わるとき、世の中は大きく変化します。
5Gの凄さとは...
例えば2時間の映画をダウンロードしようとしたとき、3Gは26時間、4Gは6分、5Gはなんと、たった3.6秒、という速さに!
その速さに加え、容量、安定性も備えられ、コンテンツの楽しみ方から、スマートシティ、自動運転車などへと世の中の隅々に変化をもたらすものです。
AIについて
今の時代、どの角を曲がっても「AI」という言葉が聞こえてくるのですが、特に目立っているのが、デジタルアシスタント。AmazonのAlexa、Google Assistant、SamsungのBixby、AppleのSiriなど、いろんな名前が頭に浮かぶ中、大きな成長を見せているのが、そのデジタルアシスタントと、声でインタラクションをする「スマートスピーカー」というカテゴリー。その成長は著しく、2016年、アメリカで出荷されたスマートスピーカーの台数は720万台だったのに対し、2017年は2725万台と279%の増加を見せた。さらに、2018年もさらに60%の増加が予想されています。
今後のAIの動きとは、より文脈に結びついて、自然と会話ができるようになること。また、AIが人間に何かを促すとき、「なんで」その促しをしているのか、説明できるようになること。この2つの変化によって、AIとの付き合い方が変わってくる、とのこと。
ネイティブインターフェース
上記のスマートスピーカーは、音声をインタフェースとして使っていることから、ネイティブインターフェースというトレンドにも紐づいています。ネイティブとは、「生来」という意味なのですが、自然と人間が行なっている「声を発する、会話する」という行為をインターフェースに用いる、ということです。
また、最近のトレンドとして、生体認証を通してのセキュリティ管理もある一種のネイティブインターフェースと言えます。普通のiPhoneでは指紋認証、iPhoneXだと顔認証。Galaxy S8だと眼球の虹彩。今までだと、英数字と記号含めた8文字以上のパスワードをいくつも覚えることが、非人間的だったのかもしれませんね。
VR/AR
今年はVRの影に潜んでいたARが大きく飛躍し、VRを覆う年、とも言われています。というのも、去年、Appleから公開されたARKit、Googleから公開されたARCoreの登場により、より手軽に誰でもARを使えるようになります。この進歩により、モバイルでの体験 = 一般消費者の生活が大きく変わる、と言えます。
VRが消えるのではなく、少し成長を遂げ、コンテンツ制作のノウハウとハードウェアが比例するようになり、より多くの素晴らしいコンテンツが増えてくる、と言われています。
と本日は、こんなところで...。
中途半端な終わり方ですかね...、と少し悩む児玉でした〜。
明日から本格的にCES開始です!
Good Night!