本日から展示会場の扉も開き、正式にCES開幕です!
CESの展示といえば、まず注目が集まるのはテレビ!そして、Car Electronics Showとも呼ばれるほど、車!そして、近年シェアを拡大しているヘルス&ウェルネス!あとは、ナニコレ?と思うような珍ネタと合わせて、メディアに取り上げられるのが定番、と言ったところでしょうか。
そこで、今年話題になっている製品を軽くご紹介!
テレビ部門
LG「巻けるテレビ」
まるでポスターのように薄く、湾曲できるテレビをここ何年かCESで発表しているLGが今年、やっとコンセプトではなく店頭発売に至るそうです。個人的には、すぐ壊れるのではないか、心配になっちゃいますね...。
車部門
日産「見えないものを可視化するI2V(Invisible-to-Visible)技術」
車内外のセンサーが収集した情報とクラウド上のデータを統合することで、クルマの周囲の状況を把握するだけでなく、クルマの前方の状況を予測したり、建物の裏側やカーブの先の状況を映し出したりすることを可能とし、究極のコネクテッドカーを実現する技術となります。また安全性、利便性だけでなく、車内にアバターが現れるなど、コミュニケーション、エンターテインメントと、ドライブの楽しさもサポートします。
ヘルス&ウェルネス部門
P&G「LifeLab」
近年、CESが面白い、と思うポイントは昔だったらCESに関係なかった家電メーカー以外の企業の参入です。美容界大手L'OrealのCES参入はまだ記憶に新しいですが、今年、世界第2位の広告主であるP&G(去年12月Samsungに抜かれましたね)が初めてCESで展示し、R&Dに力を入れていることアピールしています。
P&Gは、日用品とサービスに最新テクノロジーを融合することで人々の生活を変えていきます。「もしもこんなことができたら?」という質問に答えていくことで、優れたコンシューマーエクスピリアンスを提供していきます。
Marc Pritchard - Chief Brand Officer, Procter & Gamble
<Heated Razor by Gillette Labs 加熱式シェーバー>
たった1秒で加熱され、まるで床屋で髭剃りされるような快感を得られるシェーバー。
<Opte Beauty Wand 美を導く魔法の杖>
これは使ってみたい!P&Gが投資しているスタートアップOPTEが開発したビューティワンド(美の魔法の杖)というもの。青色LEDが搭載されたカメラで顔をスキャンすることによって、目では見えない肌のシミまでを察知し、そのシミの色相、大きさ、濃さを分析します。そのあとがすごい!デバイスの中に内臓されているマイクロノズルから、そのシミにカスタマイズされたセラムを肌へと吹きかけます。セラムにはスキンケア効果があるため、肌を根本から綺麗にしていくだけではなく、色素が組み込まれているため、ファンデーション替わりにもなる、という優れもの!
<SKII Smart Store 次世代スマートストア>
日本ですでに体験された方もいるかと思いますが、顔認証技術やAIを使ったSK-IIの考える次世代の体験型リテールストアも発表されています。
製品だけでなく、サービスにもテクノロジーを融合することでカスタマーエクスピリアンスを拡張しようとしているP&Gです。
そのP&Gの競合でもあるJohnson & JohnsonのNeutrogenaからも面白い製品が発表されています!
<Neutrogena MaskiD>
自分の顔の写真を撮るだけで、自分の顔にぴったりカスタマイズされたマスクを作れるMaskiDという製品が発表されました。自分の顔の形状にぴったりなだけでなく、顔の写真から肌状態を分析し、どの部分にどのような成分が必要かもわかり、マスクにその成分を組み込む、というのがすごいところ。まさに、自分のためだけのマスク。発売日は...未定。
ナニコレ部門
Breadbot(パンロボット)
6分毎に焼きたてのパンを自動製造するパンの自動販売機!?
今年のCESで一番話題になっている気がします...
と毎年お祭り騒ぎな感じで多種多様な製品とサービスが発表されますが、一番の主役はこれらをすべて可能にしているAIとデータ、ですね。