GLOBAL CREATIVE TRIP

海外のブランド事例やクリエイティブトレンドをいちはやくレポート

カンヌセミナー Day 1

本日カンヌ1日目!
一日の中で平均7、8つは受けれるセミナーの中から、
面白かったセミナーをピックアップいたします。

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本日は、チェイルワールドワイドの Chief Digital Officerであるピーター・キムさんの
「The Next Decade of Social Media(ソーシャルメディアの10年後)」
というセミナーをまとめてみました。

まず、10年後を予測する前に、これまでの10年間はどうだったのか?

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ソーシャルメディアのはじまりは約10年前と言われております。
2005年頃にFacebook、Twiiter、YouTube が次々と顔を出しはじめ、
その時、世の中はどうなっていたのか。また、その時と比べて、今、どうなっているのか。

2005年
・モバイルが進化し、インターネットの速度が早くなり、データストレージとテクノロジーの価格が安く
・80年代に生まれた若者たちが社会人へ
・景気が少しずつ回復傾向へ

2015年
・デバイス&ネットワークの回線はより改善され、
ワイヤレス、3G、4G、LTEを経て、今は5Gの開発へ
グーグルがデータストレージの無料提供の開始
・テレビとソーシャルメディアが並列の立場へ
テレビコマーシャルを制作しても、ソーシャルメディアを使用することが必須の時代に
・これまでになく経済は好調

テクノロジーは簡単になり、誰でも何でもできるように。
社会は「自撮り」が当たり前になり、「自分大好きナルシスト」が急増!

では、10年後の2025年はどうなるだろうか。

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2025年、10の予想
10年後のソーシャルメディアは. . . ?

① GONE:今のソーシャルメディアの形ではなくなっている
② SHOPPABLE:ソーシャルメディアで買い物が当たり前に
③ SNACKABLE:「食べて消化して、次!」シェアしやすいスナック感覚
  長編コンテンツは消費しづらく、理解が簡単でシェアしやすいコンテンツがGOOD!
④ AUTOMATED:AI とビッグデータの進化により、ソーシャルメディアも自動化、整頓
  文脈、適切さ、効率がより計れるように
⑤ CONNECTIVE:モバイルの可能性はより広がり、人と人をつなげるだけでなく、
  社会と社会をつなげる働きをみせる
⑥ FILTERED:コンテンツ、情報量があふれかえっている今、より聞きたい内容、
  見たい内容だけを選ぶようになる。メディアチャンネルもそれに合わせて細分化される
⑦ INTEGRATED:本当の意味でのインテグレーションが必要に
  短期ではなく、長期スパンで消費者との関係を築いていくためにプラットフォームを見直すべき
⑧ CHINESE:世界経済を見ても、中国の影響は大きく、存在はどんどん大きくなる
  今、中国ないで展開しているソーシャルメディアサイトは今後、国外へと進出する
⑨ SUBCUTANEOUS:ウェアラブルよりさらに先へ、自分の体の中へ
  本当の意味でのパーソナルテクノロジーとして、インプラント型に
⑩ EMPOWERING:人々にパワーを与えてくれるブランドメッセージ
  Unilever や Nike がすでにはじめているように、ブランド価値と合わさったソーシャルグッド

未来に向けて、
ブランドはよりテクノロジーに興味を持ち、視野を広く
消費者との新しい対話の仕方を考えていく必要がある。

と、以上の内容でした。

では、また明日!
Bon nuit ♪