コンテンツマーケティングワールド2日目です!
本日から本格出動!
多くの参加者がカンファレンスホールに集っております。
とはいえ、さほど大規模なカンファレンス、という感じではなく、参加者は60カ国から、約3500名、参加されているようです。
本日からキーノートが行われるメインステージも開放され、見た目はかなりエキセントリック!
宇宙船をイメージしたステージデザインになっております...。
ということで、2日目、はじまります!
コンテンツマーケティングワールド2日目です!
本日から本格出動!
多くの参加者がカンファレンスホールに集っております。
とはいえ、さほど大規模なカンファレンス、という感じではなく、参加者は60カ国から、約3500名、参加されているようです。
本日からキーノートが行われるメインステージも開放され、見た目はかなりエキセントリック!
宇宙船をイメージしたステージデザインになっております...。
ということで、2日目、はじまります!
本日より、コンテンツマーケティングワールドと言われる
その名の通り、コンテンツマーケティング専門のカンファレンスへ参加しております。
場所は...なぜかオハイオ州のクリーブランド市...。
知っている人だと、なぜここ!?と思うくらい、微妙なところなのです。
本日は4日間あるカンファレンスの初日。
まだ序盤、といった感じで、本会場の設営が行われているのを片目に
本日はモバイルコンテンツについてのワークションップに参加してきました。
2013年、モバイルで過ごす時間がデスクトップで過ごす時間を超え、
1日の中でスマホに触れる回数は、なんと平均130回!
下世話ですが、ミレニアルの91%がトイレでの中でもスマホを使うと告白。
ワークショップの講師は5年以内にスマホを体内に埋め込む人が出てくるであろう、と断言。
ほんとですか〜!?
それはさておき、
生活で欠かせない存在であるモバイルのコンテンツのあるべき姿とは?
ワークショップで話されたモバイルコンテンツにおいてのキーポイントを
いくつかご紹介します。
8日間に渡って開催されうカンヌライオンズ、6日目を終えました!
「あともうちょっと。あともうちょっと。」
そう自分に言い聞かせながら、会場のあちこちへ、という毎日を過ごしております。
本日のブログは、今最も勢いのあるブランドの1つである
Under ArmourのCEOであるKevin PlankとDroga5のDavid Drogaのトークセッションについて。
Under ArmourもDroga5も、比較的に若い会社。
パートナーシップを組むことによって、互いのビジネスに大きく影響した。
Under Armourの売り上げはうなぎ昇りで、
Droga5はそのクリエイティブワークで多くの賞を受賞している。
しかし、David Drogaに言わせてみると、成功していると思ったことがない、という。
というのも、成功した、という達成感に満足した瞬間、突き落とされる可能性があるため。
特にUnder Armourからすると、競合相手はNike、Adidasなど大物ブランド。
常に突き落とす瞬間を狙われいている感覚、だそうです。
そういった緊迫感でDroga5は常にクリエイティブに挑んでいる。
このセッションではKevin Plankの苦労時代、Under Armourでの広告の失敗談など、
いろいろ話はありましたが、一番話された内容はブランドの大切さ。
特にBRAND PURPOSEのこと。PURPOSEとは、目的、という意味。
つまり、ブランドの目的は何かを明確にする必要がある、ということ。
今年のカンヌ、PURPOSEという言葉をよく耳にしますね。
何ごともWHY?を問われている気がします。
Kevin Plank:
「ブランドの目的、独自の視点がなければブランドとは呼べない。
ブランドがすべてであり、すべてがブランドにつながっている。」
(すべてというのは具体的に言うと、働き方、商品、社会活動などのこと)
David Droga:
「今、目的が明確で、それが社内、商品、サービスまで
行き渡っているブランドはいくつある?そんなには存在しない。」
ただ単純に、「我々はこう思います」と宣言しても、
生活者もバカではないので、薄っぺらいビジョンなどは見透かされてしまう、ということ。
このBRAND PURPOSEは生活者だけでなく、
クリエイティブタレントを獲得するのにも必要なのかもしれません。
というのも、Droga5も、Under Armourと仕事したい、と思ったのは、
ブランド目的がはっきりしていて、何をしたいか、明確にビジョンがあったから、という。
今年の受賞作品で、BRAND PURPOSEを素晴らしく感じ取れる受賞作品を
最後にご紹介させていただきます。
作品名:#OPTOUTSIDE(アウトドアを選ぼう)
ブランド:REI(アウトドア用品店)
内容:アメリカで行われる感謝祭の次の日、ブラックフライデーという大型セールを
アメリカ各地で行われる。日本で言うと、元日後の1月2日の初売りセールみたいなもの。
本来、家族とゆっくり時間を過ごす大切な時間なのに、物欲をさらけ出し、
売り場が荒れ狂う現状に見かねたREIは今年のブラックフライデーは全店舗休業、
オンラインショップも停止し、全社員、そして国民に、今年は人が押し寄せる店舗ではなく、アウトドアを楽しもう、と提案。
一番売り上げのあるブラックフライデーに全ての店舗を休業するだけでなく、
社員全員は有給にする、という大きな賭けだったが、そこまで信念をもって、
「みんなにアウトドアの素晴らしさを知ってもらいたい」というBRAND PURPOSEを伝えたかったボールドなキャンペーンでした。
信念を持ってやる、ということは成功への第1歩なのかもしれませんね。
Kevin Plank:「I believe in t-shirts(僕はT-シャツの力を信じている)」
David Droga:「I believe in creativity(僕はクリエイティビティの力を信じている)」
本日は以上です。
Au revoir!
本日、カンヌ5日目を向かいました。
やっと折り返し地点というところでしょうか。
一気に押し寄せてくる情報に圧倒されつつ、溺れつつ、5日目に受けたセミナーのご紹介を!
本日は、個人的に毎年楽しみにしているR/GAのセミナーのお話をちょこっと。
今年のテーマは、
「Creating the Office for the Connected Age(つながりの時代のためのオフィス創造)」
R/GAは今年頭に、30年間滞在したニューヨークの本社へさよならを告げ、
新しいオフィスへ移転し、オフィス改革を行いました。
<オフィス改革の主な理由>
▪️リクルーティング
広告業界からだけでなくテクノロジー業界からも、
優秀な人材が「R/GAで働きたい!」と思われるような環境づくり。
▪️一体化
社員数の増加に伴い、ニューヨーク内で4つに分散したオフィスを1つにまとめること。
マンハッタンでワンフロアの敷地が最も広いビルを選び、
950名の社員をそのビルの2階分へとごっそり移動。
(ワンフロアの敷地はなんとサッカー場1個分!)
▪️コラボレーション
社員同士のコラボレーション、カジュアルなコミュニケーションを活性化するよう、
11階・12階に位置するオフィスの入り口は12階のみで、
社員は強制的に12階のメインエントランスを通るようになっている。
▪️海外とのコラボレーション
世界で10カ国、16オフィスが存在する中、簡単にどの国と誰とでも簡単につながれる環境づくり。
▪️フィジカルとデジタルの融合
新オフィスのコンセプトは
Office for the Connected Age
テクノロジーによって、フィジカルとデジタルの境界線がなくなりつつあり、
コネクテッドカー、コネクテッドホーム、コネクテッドクラスルームなど、
すべてがデジタルにつながっている時代に、未だにないコネクテッド・オフィスの必要性をボブ・グリーンバグは感じ、R/GA史上、最も大きな社内プロジェクトへと踏み出した。
しかし、何をもってコネクテッドというのか?
▪️オフィス専用のアプリを開発。
オフィス内に仕込まれたビーコンから、位置情報が特定され、
位置によって、アプリ内で紹介されるコンテンツが変化する。
例)NIKEの仕事をしているグループが働くスペースに行くと、
クライアント情報、最近のジョブなどの情報がアプリ内で確認できる。
▪️オフィスの照明はKetraというスマート電球を使用。
自然な太陽光を再現し、時間帯・季節に応じて、明るさ、色温が変化する。
▪️オフィスの天井からは巨大モニターが30個、配置されており、
モニター近くにいるチームがどのような仕事をしているのか、
最新のワークスをモニターで確認できるようになっている。
上記3つは、ほんの一部であり、新しいオフィスには40のイノベーションが使われているのだとか。
ゴールは、100に増やすこと、だそうです。
オフィス全体がラボとなっており、新しいテクノロジーを試す場となっている。
なので、オフィスは常に変化、進化していく、という。
なお、徐々に他16箇所あるR/GAのオフィスもコネクテッドオフィスにしていく予定である。
このオフィス改革の説明でもっとも興味深かったのが、
「このオフィス自体がプロトタイプである」という発言。
というのも、今後、R/GAは、フィジカルとデジタルを融合するスペースデザイン、
「Connected Space」というサービスを提供しはじめることを最後に発表。
この"スペース"とは、オフィスにとどまらず、店舗スペースなども含む。
すでに4つのブランドから発注を受けているそうです。
この新しいオフィスはそのサービスのプロトタイプだったようです。
常に新しいことに挑んでいるR/GAのセミナーでした。
ざっととなってしまいましたが、
本日はこんなところで。
Bonne Nuit!
本日、カンヌライオンズ4日目です!
皆が注目、ライオンズイノベーションも本日1日目を迎えました。
ライオンズイノベーションをキックスタートしたセミナーは
・R/GA創設者のボブ・グリーンバーグ
・R/GAエグゼクティブクリエイティブディレクターのニック・ローが登壇した
「Disruption by Design(デザインされた変化)」というセミナーでした。
9年ごとに事業形態に改革を起こしているR/GA。
なぜエージェンシーとして、改革、イノベーションが常に必要なのか?
ニック・ロー曰く、
「変化と直面したときに改革をしようとしても、もうすでに遅い。
トップに立ったとき、改革を起こす必要がある。」
2013年に「For the Connected Age」というビジョンをかかげ、
すべてがつながっている時代でのコミュニケーションとサービスに
重点を置いているR/GAの事業形態とはどうなっているのか?
コミュニケーション:60%
プロダクト&サービス:30%
ビジネス改革:10%
実は、スタートアップとの協働がここ数年注目を集めていたR/GA、
事業ではたった10%しかしめていなく、従来の代理店としての機能が60%となっている。
しかし、明日のメインステージでのセミナーのティザーとして、ボブ・グリーンバーグは「これからオフラインの場所をオンラインへとつなげるコネクテッド・スペースへと事業を広める。
でも詳しくは明日のセミナーで」なのだとか。ふむ、気になりますね。
3つあがった事業内容の各事例をセミナーで紹介していました。
コミュニケーション
Beats by DreのTVCF
Beats by Dreのデジタルキャンペーン
1つは、とてもリッチな作りとなっているフィルムで、
もう1つは、ソーシャルメディアを最大限に活用したデジタルキャンペーン。
メディアは違えど、どちらも題材はカルチャーに根付いている内容となっている。
プロタクト&サービス
音楽ストリーミングサービスのSpotifyと連携し、ランニングのペースを持続できる
ランニング専門のプレイリストをキュレーション機能を追加したNike+のアプリ。
Nike ホームページより
ビジネス改革
スタートアップのアクセラレータープログラムのこと。
スタートアップへ投資し、そのスタートアップに大きなクライアントと同様な
R/GAクリエイティブサービスを提供し、ビジネス改革していく、ということ。
次のR/GAの改革のタイミングは2022年。
「ボブは死んでいて、僕は大人おむつをはいて登壇しているだろう」
となんともブラックなジョークとともに、ニックは2022年を
「The Age of Intelligence」だと予言してセミナーは終わりました。
以上です。
Adieu!
本日、やっと晴天!
暑い日差しが差し込むカンヌ3日目を迎えました〜!
天気があまりにも良いので、セミナーの合間で
テラス広場から、本日のブログをお届けいたします。
本日、ご紹介するセミナーは先ほど受けた、
「Cracking the Code of Creativity(クリエイティビティの謎を解き明かす)」というもの。
そのクリエイティビティの解き明かし方が面白い。
過去10年のカンヌのアーカイブを掘り起こし、データ化した、という。
例えば、応募数と受賞数を見比べ、
・確率的に一番受賞している国は、ニュージーランド!
・確率的に一番受賞している人の名前は、Veronica(ヴェロニカ)!
・確率的にカンヌライオンズに応募して受賞できるのは、
ブロンズで1.7%、シルバーで1.13%、ゴールドで0.78%、グランプリでなんと0.07%!
ということは96%は何も受賞できない、というまさに激戦!
他、興味深いデータとして、
豊かな国(GDP)と受賞数は比例しているのか?→していない
予算の多い作品と受賞数は比例しているのか?→していない
女性エンパワーメントが大声で唱えられるようになっている今、
10年前と比べて、女性の活躍は増えているのか?残念なことに増えていない...。
応募している作品で女性がクリエイティブリーダーの立ち位置で参加している作品は
10年前の2005年の9.9%から、2015年の9.8%、と微妙に減っている...。
Razorfish Twitterより
世界の最高峰のクリエイティビティが集結するカンヌライオンズの過去10年間を振り返り、データサイエンスに基づいたクリエイティブの鉄則5つをセミナー最後にご紹介されました。
① クリエイティブに言い訳はない
素晴らしいクリエイティブは予算、場所、クライアントに関係ない。
② 人間関係に投資が必要
クリエイティブには金額は関係ないが、時間、度胸、と信頼でできあがる。
③ クリエイティブにエゴはいらない
クリエイティビティは会社のカルチャーを反映するものであり、
オープンで包括で、エゴのないものにせよ。
④ 周囲の人と良い関係性を作る
今のクリエイティビティには内部、外部の両方でコラボレーションが必要。
自分の強みを理解し、周囲とのコミュニケーションを大事に。
⑤ ファクトから目をそらさない
データを振り返り、真実を解き明かし、その真実をもとに行動せよ。
本日は以上です!
À demain!
ライオンズヘルスの授賞式も終わり、
なんとなくカンヌライオンズ本祭が本格的に出動!、という空気感の2日目です!
早速、本日受けたセミナーを。
本日、ご紹介したいのは、チエルワールドワイドのセミナーです。
セミナーのタイトルは、
How the Internet of Me is Changing Our Lives
(Internet of Meがどう我々の生活を変えていくのか)という内容でした。
セミナーの1番最初に紹介されたのは、
世界経済フォーラムの創設者であるクラウス・シュワプの言葉。
「第4次産業革命は人間の体験そのものに影響してくる。」
第1次産業革命:機械化
第2次産業革命:大量生産
第3次産業革命:自動化
第4次産業革命:フィジカル(リアルな世界)とバーシャルの連結(いわゆるIoT)
テクノロジーの価格が安くなるによって、起こっていることである。
1990年代にインターネットにより、10億人がつながり、
2000年代にモバイルインターネットにより、20億人がつながり、
2020年には250億のモノがつながる、と予想されています。
IoTによって、広告業界が大きく変わることが予想されます。
チエルワールドワイドによると、 以下3つのように変わる。
① プロダクトがサービスとなる
<事例:サムスンのブラインドキャップ>
② エコシステムにつながるプロダクトの存在
<事例:グルルのインタラクティブボトル>
③ プロダクトがメディアとなる
<事例:Smart Health Buses>
IoTはすべてのモノがつながる、ということだが、
そのつながるのは、すべて生活者を中心につながることとなり、Internet of Thingsではなく、「Internet of Me」という言い方の方が近い、のだと。
チエルでは、m-branding(=me branding)心がけており、
一人一人の消費者へ、パーソナライズされたブランド体験を提供できる
チャンスが溢れている時代だと、感じている。
本日は以上です。
Bonne nuit!