オリンピックの恒例となりつつある、P&Gの「Thank You, Mom」シリーズの
2016年リオデジャネイロ・オリンピック版が最近公開されました。
リオオリンピックまで100日を切り、母の日の1週間前に公開されたこの広告は、
今まで通り、母の偉大さを語っています。
今回のメッセージは、「母親強し」。タイトル通り、「Strong」です。
今回のトーンは、いつもより少しダーク、という印象を持つかもしれません。
というのも、どんなに恐怖を感じる状況であっても、そばにいる母親はいつも落ち着いて、緊張や怖さをなだめてくれる存在である、という表現をするため、災害や事故など、少し怖い描写が織り交ぜられています。
最後、オリンピック選手へと成長した子どもが大舞台で活躍し、支えてくれた母親に雄姿を見せる、という展開は今までどおり、オ・キ・マ・リ。
最後のコピー:
It takes someone strong to make someone strong.
強い人間によって、強い人間が育つ。
※この場合、「心強い母親の存在によって、強いオリンピック選手が生まれる。」
スタッフ:
毎回、このシリーズは世界的に有名な監督が演出を担当しています。
現在上映中の「レヴェナント」で2年連続アカデミー賞の監督賞を受賞した
アレハンドロ・ゴンサレス・イナリトゥをはじめ、
撮影監督として活躍するランス・アコードなど、過去に担当しています。
今回の監督は、ジェフ・ニコルズという映画監督であり、
2012年にカンヌ国際映画祭のコンペティション部門でパルム・ドールを競った方です。
2012年ロンドンオリンピック "Best Job" by アレハンドロ・ゴンサレス・イナリトゥ
2014年ソチオリンピック "Pick them back up" by ランス・アコード
あなたはどれが一番好きですか?
私は2014年のソチオリピックバージョンを見る度に、少しホロホロしてしまいます。