年間多数のセミナーに参加していると、よくスマホ誕生前とスマホ誕生後の比較画像を目にします。2005年と2013年、ローマ法王が選出された時のサンピエトロ広場を捉えたものですが、当時、この比較画像が話題となりました。
しかし、この5年間、さらなる変化があると言われています。
それは、スマホの持ち方。
2013年では写真や動画を撮影するとき、人々はパソコンで見るために横で持っていたのですが、今、同じような観衆を撮影した場合、多くの人は縦にスマホを持って、撮影をしているだろう、と言われています。
2005年から2013年の比較図を見て、「Appleが世界を変えた!」と騒がれました。もちろん同じ規模ではないですが、SnapchatやInstagramのようなプラットフォームが、この5年間で写真や動画への考え方を変化させた、と言えるのではないでしょうか。
今年参加したdmexcoのYouTubeのセミナーでは、縦長動画広告への参戦を発表していました。理由は「ユーザーによりシームレスなモバイル体験を提供するため」。
また、各ユーザーのパーソナライズされたYouTubeのホーム画面にも広告スペースを売り出しいく、という発表をし、InstagramやSnapchatのように、より自然な形で広告を置けるようになります。
Facebookのセミナーでは、モバイルへのシフトによって、3つの連鎖が発生している、と言っていました。
① 動画の増加
② 縦長動画の増加
③ ①と②の行動に合う広告の増加
モバイルに適した縦長広告が重要であるのはわかりますが、③はどうすれば達成できるのか。Facebookのセミナーで紹介された3つのキーポイントをご紹介。
① CAPTURE attention quickly and build for 15 seconds or less
すばやく注目を引き、15秒以内でメッセージを伝える
② DESIGN for sound off but delight with sound on
音なしでも理解できるように設計し、音ありにしたとき、より拡張されるようにする
Instagram Storiesの70%は音ありで見られています。モバイルだからと言って、音を疎かにはできないということですね。
③ FRAME your visual story and build for vertical
縦長のフレームベースで考える
今は縦長ですが、5年後はどうなっているでしょう!?