CES2019 マーケティング話題総集編
CESもあっという間に終わり間近です!本日セミナー最終日で明日はまだ踏み入れていない展示場を時間の許す限り、徘徊しようかと思います。
最終回となりますCES2019ブログは、CESの巷で少し話題になっていた”児玉の勝手な”マーケティング話題総集編です。
まずは昨日話題となり、全米のニュース番組でも取り上げられていたのが、
アマゾン 創設者&CEOジェフ・ベゾスの離婚!
と冗談半分で書いてみたのですが、さすがに15兆円の財産を持つ世界一の富豪の離婚にはニュース性あります。
マスターカードのロゴリニューアル
Our red and yellow circles have been the hallmark of the Mastercard brand for over 50 years. Check out our brand evolution. #priceless https://t.co/nbeUfPuutb pic.twitter.com/m4cV9PZqvx
— Mastercard News (@MastercardNews) January 7, 2019
マスターカードがCESで発表したのは、ロゴのリニューアル。なぜテクノロジーカンファレンスでロゴの話か、というと...
このデジタル時代において、ブランドはモダンでシンプルである必要がある。なので、マスターカードはシンボルブランドになります。デジタルでシームレスに使えれるよう、テキストをなくしました。
Raja Rajamannar, MasterCard CMO
「なーんだ、文字を無くしただけじゃん」と思っているそこのあなた!この決断に到るまでに、20ヶ月という歳月をかけて世界中で調査したそうです。調査結果として、"MasterCard"という文字をなくしても赤と黄色の交わる円を見ただけで80%の消費者はマスターカードと認識できたと言います。さすが、50年以上も存在している象徴的なブランドロゴだから、成せることですね。
去年12月28日に公開されたNetflixのインタラクティブ映画Bandersnatchを見た方はいらっしゃいますでしょうか。「インタラクティブ」という文字どおり、視聴者が特定の場面ごとに提示される選択肢を選ぶごとに物語が枝分かれされていく、というもの。
インタラクティブコンテンツは、今始まったことではなく、Netflixも前から試験的に行ってきているのですが、ここまで大型に成功したものは初めてです。
インタラクティブコンテンツの利点としては、「NO MORE 映画泥棒」が実現するのと、何といっても視聴者の選択肢をデータ化し、マーケティングに活かせる、ということ。
この施策はセミナーでは賞賛されつつも、「ストーリーがインタラクティブである、というストーリー」ではなく、「インタラクティブにより、ストーリーが拡張されるもの」でなくてはいけない、という予言もされていました。
AudiとWalt Disneyの提携
正式に言うとAudiではなく、Audiが設立したスタートアップ企業であるHoloride(ホロライド)が、CESでディズニーとの提携を発表しました。Holorideとは、車内VRエンターテインメントプラットフォームです。ただ、車に乗ってVRを楽しむのではなく、実際の車の動きにあわせてリアルタイムで仮想世界に反映されるので、イトーヨーカドーまでのただのドライブが、まるで宇宙の旅へと変わります。こういった技術を持っているHolorideと圧倒的なコンテンツ力を持っているディズニーの提携は強いですね!
Echo Autoの登場
去年9月に発表されたEcho Autoとは、Amazon Echoのラインナップに加わった車内用のもの。CESで紹介される車は、ほぼ何かしらの音声アシスタント搭載ですが、みんながみんな、そんな最先端の新車を購入できるわけではありません。でも車内でも音声アシスタントの需要はあるようで、事前予約だけで100万件以上もある、発売前にして人気商品です。上記のHolorideと同じ車用ではあるのですが、大きな違いとして、Holorideは一人一人の空間に没入するのに比べ、Alexaは共用の場を作る、ということです。Alexaとゲームをしたり、アメリカでは人気急上昇コンテンツであるポッドキャストを聞いたり、孤立するのではなく輪を作る、と言われています。
COMMUNAL EXPERIENCE(コンテンツの共同体験)
先ほどのEcho Autoと同じで、家にスマートスピーカーを置くことにより、今まで、それぞれ夢中で自身のスマホと睨めっこだったのが、Alexaに話しかける、ラジオを聞くなど、スクリーンを見る時間が減った、家族との会話が増えた、というお話をたまに聞きます。1つトレンドとして頭を出しているのが、コンテンツの共同体験です。その1つの例がFacebook WATCHとも言えますね。まだまだWATCHが成功するかどうか、微妙なところではありますが、動画を他の人と見て、コミュニティを作っていく、というのは、ユーザーのつながりたい、というい欲求に答えているのかもしれません。
と、5つほど、あげれたので、本日のブログは終了です!
Goodbye! Until next time!