カンヌセミナー2017 Day5 R/GA Part ①
カンヌ5日目!(私の中での)注目セミナーの1つであるR/GAのご紹介を!
創設者/CEO、2015年Lion of St Mark受賞者であるボブ・グリーンバーグがまず登壇。
しかし、本当に服装、変わらないですね。笑
余談ですが、去年のハロウィーン、R/GA NYの社員がみんなボブの仮装をしたとか。
セミナーの冒頭で紹介されたのが、Traditionalists(従来型思考者)とDisrupters(破壊的創造者)の違い。
TraditionalistsとDisruptersの思想の違い
Traditionlists(従来型思考者)が考えること
・認知を広めるためのブランドストーリーとはどんなもの?
・消費者の購入へとつながる新しいオファーはどんなもの?
・どんなメディアをどれほど買えば良い?
・インプレッションとクリック数がどれほど伸びたか?
・新規顧客のために考えられる新しい色、味、組み合わせは何?
Disruptors(破壊的創造者)が考えること
・私たちのブランドの存在意義は?
・その存在意義をどうしたら全体に知ってもらえるには?
・ブランドを通して消費者の課題を解決するには?
・ブランドと取引するのを一番簡単にするには?
・データをどこから獲得して、そのデータを使って上記の課題を解決するには?
・私たちのブランドはどうカルチャーと意味ある関わり方ができるか?
Data is the currency of the smart connected age
データとは、つながっている時代の通貨である(お金ほど重要なもの)
Apple、Google、Microsoft、Amazon、Facebook(2017フォーブス誌で最も価値あると評価されたブランドたち)を見てわかるように、データがあり、そのデータの使い方をわかっている会社が勝者となっている。
Disruptor へと変革するための6つのキーポイント
① PURPOSE - START WITH A BRAND PURPOSE
消費者を夢中にさせる、インスパイアするブランドの存在意義
② INNOVATION - CREATE VALUE WITH INNOVATION
ブランドの存在意義を届けるためにイノベーションを使う
(消費者が日々の生活に導入するようなテクノロジーのこと)
③ ECOSYSTEM - CONNECT EVERYTHING IN AN ECOSYSTEM
個々の商品がつながりを見せ、消費者が逃れられないブランドのエコシステムを作る
④ EXPERIENCE - DESIGN AN INTERFACE AND EXPERIENCE
インターフェースとエクスピリアンスのデザインが重要
⑤ COMMMUNITY - USE DATA TO DRIVE MEMBERSHIP
消費者の体験をよりよくするためにデータを使用し、ユーザーからメンバーシップへ
⑥ CULTURE - LIVE IN CULTURE
今ボトムアップからカルチャーが湧き出ており、その消費者が作り上げるカルチャーにブランドが適応する必要がある
エージェンシーは、広告を提供する、という役割から進化し、この6つのキーポイントを通して、クライアントのサポートをする必要がある。
R/GAでは、6つのビジネス領域(ベンチャー、コンサルティング、エージェンシー、IP、コネクテッドスペース、スタジオ)でクライアントのサポートをしている。
セミナーでは、そのうち3つの領域(ベンチャー、コンサルティング、エージェンシー)の内容を説明。
その具体は...次のブログで!